【函館エリア②】ゴールデンカムイスタンプラリー
朝起きると天気も良くなっていた。
朝は市電に乗らず函館駅から函館朝市を歩く。ちょっと時間が遅かったからか人も食事が出来る所もまばら。末広町まで歩きそこから市電・函館どつく前行きに乗車。終点で降り幸坂を登ること20分ほどで到着。
旧ロシア領事館
ここから鯉登少尉のパパがドディオンブートンで坂道を下っていきますが、これけっこうな坂道でした、雪があったら歩くの厳しい…
門は鍵がかかっていて中は無人みたいで屋根も赤錆びていました。旧イギリス領事館みたいに活用されるといいのになぁ。
※2021/10追記
レストランやブティック併設のホテルになるそうです。
また鯉登少尉が幽閉されていた陸軍訓練所は札幌市、江別市にあります。
【琴似・江別エリア】ゴールデンカムイ聖地巡礼 - デコポンの聖地巡礼日記
北方民族資料館
再度末広町まで戻り次は北方民族資料館へ。ここでARゲット!
入り口ではお馴染みのパネルとアイヌ風俗12ヶ月屏風。
ここの資料館、館長の説明とコメントがちょくちょくあるのですがそれがけっこうツボで面白かったです。
山丹服(蝦夷錦)。
アイヌ民族衣装の違い。
2階にもアイヌ民具がたくさん展示されていました。
エノノカちゃんが着けていたと思われる帯。
館長さんはきっとゴールデンカムイのファンだと思う…
この資料館の建物は元々は日本銀行函館支店として大正15年に建てられたそうです。
北方民族資料館のすぐ近くにある坂。「はじめざか」と読んでしまったよ。
この基坂を上がったところにある旧イギリス領事館へ。カフェ・ヴィクトリアンローズで優雅にコーヒーを楽しみましたが実際は寒くて寒くて耐えられなかったからどこかに入りたかっただけという…
ここの2階には開港の歴史や文化を展示パネルで紹介する開港ミュージアムも併設されています。
基坂をさらに上がり現在改修中で中の見学ができない旧函館区公会堂。
この辺りには多くの教会がありその中でも有名なハリストス正教会。
市立函館博物館郷土資料館
あとは夜景を見るだけでしたが地図でたまたま見つけた市立函館博物館郷土資料館がすぐ近くにあったので行ってみました。
大火の多かった函館で煉瓦を使用した店舗「金森洋物店」として明治13年に建てられたこの建物はその後の大火でも難を逃れ現在北海道指定有形文化財に指定されています。
1階には当時使用されていた民芸品、2階には建物の模型や実際に当時作られた煉瓦も見ることができました。
金森赤レンガ倉庫
この金森洋物店を開業した初代・渡邉熊四郎が開始した倉庫業により作られた建物を復活させたものが観光地として有名な金森赤レンガ倉庫。現在はお土産屋さんやショッピングモールとして賑わっています。
函館山の夜景
だんだん暗くなってきたのでそろそろ函館山に向かいます。金森赤レンガ倉庫から歩いて15分程、函館山ロープウェイ山麓駅に到着。ロープウェイの料金は往復で1,500円。山頂まで3分程で着きます。
日の入の時間直後を狙っていきました、だんだん暗くなってその分夜景がどんどん映えてくる、なかなか良い時間帯でした。
おまけ
誘拐事件にでてくる「函館電信局」の写真が北海道博物館にあります。
【函館エリア①】ゴールデンカムイスタンプラリー
日程は1泊2日。
2日目:旧ロシア領事館→函館市北方民族資料館→旧イギリス領事官→旧函館区公会堂→ハリストス正教会→市立函館博物館郷土資料館→金森赤レンガ倉庫→函館山夜景
函館は移動手段がたくさんあるし街中にまとまっているのでたくさんまわることが出来ました。
札幌から特急北斗で3時間半。網走と稚内を経験しているとすごく近く感じる不思議。6:52札幌発の北斗4号。なんとなく軍曹と。
電車似合うよね。
10:38函館に到着。すぐに駅の函館市観光案内所へ行き「市電・函館バス共通1日・2日乗車券(1日:1,000円、2日:1,700円)」を購入。これで市電とほとんどのバスは乗り放題になる。函館は市電がかなりの本数走っているので少しの移動でも市電に乗ると便利だし乗り放題の元も取れます。
市電・函館バス共通1日・2日乗車券 - インフォメーション| 函館市公式観光情報サイトはこぶら
五稜郭
函館駅から五稜郭へは市電でも行けますが最寄駅から15分ほど歩くため「函館バス 五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス 5系統」を利用、これだと五稜郭タワーの真ん前に着きます。本数は少ないのであらかじめ確認しておくのがおすすめ。
アクセス | 函館・五稜郭タワー | 公式ウェブサイト - Goryokaku Tower
天気は悪く昼なので夜景も見れない、展望料金900円は高いなぁと思って展望台には行かず五稜郭公園へ。
毎度のことながらAR獲得してから行けばよかった、という旅程を立ててしまった。この後の土方・啄木浪漫舘でも五稜郭でも土方歳三のAR使えず…
ぐるっと一周まわって30分くらい。五稜郭タワーにも軽食のお店があったけどバスの時間が迫っていたのでここでは食べず近くのラッキーピエロでポテトを購入。函館のご当地バーガー、ラッキーピエロ。市内でチェーンを展開しているのでバーガーは別店舗で食べました。
お土産もたくさん売っている。
土方・啄木浪漫舘
次は土方・啄木浪漫舘へ。ここへはバスのみとなります。五稜郭から直接行くことはできないので一度先程のバスに乗って函館駅へ。そこからは95・96番のバス「湯の川温泉・熱帯植物園前」に乗車し「啄木小公園」で下車、徒歩2分ほど。
ここは写真撮影禁止。1階が土方歳三、2階が石川啄木の展示室になってました。
1階エリアでは土方歳三だけでなく、新撰組に関わる人物の紹介なども。ゴールデンカムイ4巻34話にある和泉守兼定の刀や、13巻124話にでてくる若かりし日の土方の写真も。
すぐ隣の啄木小公園からは海が見え啄木の詩が彫られた石碑や座像もありました。
原作で石川啄木のク〇っぷりが描かれていますが、さすがにこの資料館ではそこまで書かれてはいませんでしたが、彼の転職っぷりに驚かされます。ここ函館だけでなく小樽や釧路、札幌にも石碑などがあり何故こんなにいたる所にあるのか疑問だったのですが短期間で会社を辞め北海道を転々としていたからだそうです…
市立函館博物館
同じバスで再び函館駅へ。思ったより早く戻れたのでそのまま市電に乗り市立函館博物館へ。
青柳町駅で下車し坂を登って公園の中を歩いて到着。
外観、改装中でした。地下のトイレにいくと道産子がお出迎え。
まずは1階から。
函館の歴史から始まり戦後までぐるっと一周。2階には縄文文化と箱館戦争についての収蔵資料がありました。
これで入館料100円は安すぎる。お客は私一人でした。
博物館を後にし市電に乗り十字街で下車。そこから歩いてラッキーピエロ本店へ。一番有名なチャイニーズチキンバーガーを。食べ応えもあってめちゃヒンナでした!
②へ続きます。
【稚内エリア③】ゴールデンカムイスタンプラリー
2日目、天気も良くこれは樺太見れる?と期待も膨らむ。
宗谷岬へのバスを道の駅で待つ。
2階には休憩スペースや映画館も。
帰りは
で帰りました。
片道1,420円。
とうとうここまで来た。
ここに来る途中、間宮林蔵が樺太に出発したと言われる場所があり、バスから記念碑を見ることができます(写真撮れなかった…)。
残念ながらこの日は樺太は見えず。
日本最北端のお土産屋さん。なんと中には無料の流氷館が!
オホーツク流氷館みたいにレンタルの上着はないですが、思ったより広い。キツネの人形たちがかわゆい。
「白い道」は今回は諦めた…
海水を触ることもできた。思ったより冷たくない。ここで朝食を頂く。日本最北端の地で食べる朝ご飯は最高にヒンナだぜ!(セイコーマートのクロワッサンです)。
日本最北端の食堂や宿も。
ホタテラーメンが食べれる間宮堂はこの先にある模様。
滞在時間45分。帰りのバスに乗り稚内駅へ。往路のバスのメンバーとほぼ同じでツアーのようになっていたぞ。
稚内は観光名所や宿泊施設も限られているからか「あ、この旅行者さっきもすれ違った」ていうことが何度も。
道の駅の展望からパシャリ。ホームも線路も1つ。昔の駅舎はもう少し写真左側まであったそうです。
宗谷黒牛のハンバーグサンドイッチで腹ごしらえ。
13:01発旭川行のサロベツ4号。「サロベツ」と書いてないで、この地図だけ(笑)。
途中停車の音威子府駅。かわいい。
稚内、遠かったけど来てよかった。
そしてこの旅でさらに樺太へ行きたくなってしまった。彼らが旅した跡を辿ってみたい。早くコロナが落ち着くことを願って。
【稚内エリア②】ゴールデンカムイスタンプラリー
開基百年記念塔から稚内駅への途中、稚内港北防波堤ドームをチラ見して駅へ急ぐ。
北海道遺産である稚内港北防波堤ドームの場所からは、かつて稚内から樺太への定期連絡船が出ていました。終戦前後、ソ連軍が北緯50度の国境を超え南樺太へ侵攻、その際引き上げてきた日本人でこの場所はいっぱいになったそうです。
日本最北端の線路は稚内港の方へ向いている。
駅から歩くこと15分ほど、副港市場に到着。
これまた後から気付くのですが、こちらおそらく裏側で表の入り口は国道40号沿いにあります。そういうところだぞ!
副港市場、2020年9月で閉店が決まっているようで、稚内市が保有する樺太記念館については検討中とのこと。ここが閉館となると開基百年記念塔も冬期休業となるため稚内エリアがかなり厳しい状況になるのか?(休業中は入口の外にチェックインポスターがあると思いますが…)。
まだ営業しているお店もある(2020年8月末現在)。
温泉棟2階にある樺太記念館。入館は無料。
おなじみのパネル。
展示は多くはないですが、奥の部屋に映像を見れるエリアがありそちらで多くの情報を得ることができます。印象に残った映像は下記の2つです。
樺太出身の横綱大鵬は終戦直後に樺太から引き揚げ小樽方面へ向かっていましたが、母親の船酔いが酷く稚内で下船、その後乗っていた船(小笠原丸)が国籍不明の(後にソ連と判明)潜水艦に撃ち落とされ留萌沖で沈没(三船殉難事件)、稚内で降り生き延びたことから大鵬は稚内に特別な想いがあったようです。
樺太の港、真岡(現ホルムスク)では終戦直後、ソビエト軍の侵攻状況を電話で伝え続けた九人の若い女性の電話交換手達が自ら命を絶ちました(真岡郵便電信局事件)。稚内公園には「皆さん これが最後です さようなら さようなら」という最後の言葉が彫られた九人の乙女の碑があります。
どちらの話も終戦直後、国境付近、日本の中心からは遠い場所で起こってしまった悲劇。教科書で語られることは少ないですが決して忘れてはいけないことだと思いました。
ゴールデンカムイ15巻第148話に出てくる養狐場のシトュンペカムイ(黒狐)かな。
日露国境標石 天第1号 日本側。
パネル右上に説明がありますが(見えづらいですが…)かつて樺太ではパルプ産業が盛んだったそうです。国内の新聞の多くはここのパルプから作られていたそうな。
副港市場を後にし稚内駅へ戻る。
ロシア語標記がある。さすが国境の街。
駅前のスーパー。ここでお惣菜を買うのもありかも。
道の駅ではこんなお土産も。迷って迷って結局買わなかった。買えばよかった…
そういえば稚内ではこれでもかって言うくらいセイコーマートというコンビニしか見かけなかったのですが、どうやらローソンやセブンは全くないそうです(ファミマは道北全体にない)。セイコーマート最強。
日の入の時間近くにノシャップ岬へ。駅前からバスに乗り20分ほど。片道220円。
そこからさらに10分ほど歩きます。
近くにはノシャップ寒流水族館や稚内市青少年科学館、飲食店もあり。この時間は全て閉まっていました。
うーん、天気がもう少し良ければなぁ。
すぐにバスに乗り駅へ。
途中何度かエゾシカが散歩しているのを見かけました。バスもシカの横断を待っていた。
北海道、特に海側は魚介がメインのお店が多いのですが筆者は魚介が食べれず。調べても魚のお店しか出てこなかったので、道の駅の店員さんに聞いてみたところ、稚内ブランドである宗谷黒牛を出してくれるお店を教えてくれました。店員さん、ありがとう!
副港市場手前にある「うろこ市」。
宗谷黒牛を使用したハンバーグ定食。ヒンナヒンナ!
本日の滞在先は「天北の湯 ドーミーイン稚内」。最上階にある温泉が良き。
写真は公式HPより。
8月なのに夜は暖房つけました。
明日は日本最北端の地、宗谷岬へ!
【稚内エリア③】へ続く。
【稚内エリア①】ゴールデンカムイスタンプラリー
難易度が高いエリアの一つに入ると思われる稚内エリア。公共交通機関だとなおさら。レンタカー運転できても吹雪の中の雪道は自殺行為になりそうなので夏の間に行っておきたかった場所の一つ。
チェックインポイントは
・稚内市北方記念館
北方記念館は稚内公園にある開基百年記念塔に、樺太記念館は稚内駅近くの副港市場内にあります。
日程としては、
1日目:北方記念館→樺太記念館→ノシャップ岬
2日目:宗谷岬
としました。
札幌からの交通手段は特急「宗谷」もしくは旭川まで「ライラック/カムイ」からの特急「サロベツ」。「宗谷」は1日1往復で鹿や熊に接触したりで止まることも多くリスクが高いので帰りは「サロベツ」と「ライラック」を利用。
道内のJR割引切符については下記のブログで。
【オホーツクエリア(網走)①】ゴールデンカムイスタンプラリー - デコポンの聖地巡礼日記
札幌駅7:30発特急宗谷。
乗車時間5時間10分、旭川からの先が長い…途中、セイコーマートの牛乳で有名な豊富も通り牛がたくさん見えました。
稚内駅に到着するととにかく「日本最北端」推しがすごい。
遠くまで来たなぁ、そりゃお尻も痛いはずだ。
出汁之介がお出迎え。利尻昆布が好きで食べ過ぎて体の一部が昆布になってしまったキャラ。
到着してすぐに観光案内所とバスターミナルへ。
稚内駅は「道の駅わっかない」が併設されていて2階には映画館も。観光案内所は改札出て左側、バスターミナルはセイコーマートの隣。
ここに来る前、開基百年記念塔への行き方をかなり調べましたがどうしても公共交通機関が見つからず、でも地元の人なら何か知ってるかも、と思い確認しましたが「ないですね」の一言。徒歩で行くことを伝えるとGoogle マップで出てくる道案内より少し近道な経路を教えてくれました。
あとから気付いたのですが、宗谷バスの定期観光バスであれば行けるようです。ただ9月以降は基本運休で9/19 - 22のみの運行となるようです。
※2021/07追記 再開されているようです
結論から言うと天気の悪い時は徒歩はあまりお勧めでないかも。ほぼ上り坂なことと途中離脱できないので。筆者も途中少し後悔しました。天気が良く風が強くなければ大丈夫と思います。
バスターミナルではノシャップ岬、宗谷岬へのバスの時刻について確認。
開基百年記念塔に行く途中にホテルがあるためそこで荷物を預けそのまま向かいます。
神社の階段を上り、坂を上っていく。けっこうキツい(汗)。
だいぶ上がってきたと思ったけどここからさらに1km。右に行くと「氷雪の門」がある。
途中振り向くと稚内駅方面が。直線距離だと遠くないんだよな、山が急斜面すぎて道がないだけ。
駅から約40分、やっと到着、汗だく。
そして何より風が強い強い。建物内も常にビュービュー音がしていて倒れるんじゃないかと思った。
入り口でリュウと月島軍曹をお出迎え。
風が強くてブレる…
まずは1階の北方記念館から。
縄文文化、オホーツク文化、擦文文化、そして宗谷アイヌについての展示が。
稚内にもかなり昔からアイヌの人達が住んでいたそうですが、あまり多くの記録が残っておらず、1963年に亡くなった柏木ベンさんが最後の継承者となったそうです。
写真が柏木ベンさん。
イクパスイやオントレップなど。
また1階には、樺太が島であることを世界で初めて確認し、ユーラシア大陸との間にある海峡、間宮海峡を発見した間宮林蔵についての展示も多くありました。
床一面に北海道の地図(ピンボケ…)
稚内の厳しい寒さを示すこんなものが。
棺桶じゃないよ。
エゾシカやトナカイもいた。
豊原、大泊、大泊港。時差2時間。
おなじみの北方民族について。
樺太日露国境標石(第4号標石の模型)。
1階に戻りエレベーターで展望台へ。
エレベーター横にある北前船の模型。この貞宝丸の持主である高田屋嘉兵衛は函館の海商だが、1700年代に北方領土の島々で潮流や漁場の調査、島内の開墾もしていたそう。
展望室の高さは70m(海抜240m)。天気は生憎でしたが利尻島だけはなんとか見ることができました。
展望室を後にし外に出ると風がさらに強くなっていて立っているのもやっと。すぐ隣に稚内市北方植物園があったが写真を撮るだけで退散。
開基百年記念塔と同時期にオープンしたものの厳しい風雪の中での維持が厳しく一時は閉園。NPOにより復活したそうです。いつか晴れた日に来れたら…
【稚内エリア②】に続きます。
【札幌2エリア】ゴールデンカムイスタンプラリー
札幌近郊に住んでる者にとって一番行きやすい札幌2エリア。
チェックインポイントは
・サッポロビール博物館
・札幌市アイヌ文化交流センター「サッポロピㇼカコタン」
サッポロビール博物館とサッポロファクトリーは街中にある施設で交通手段も多く比較的容易に行けるので今回はサッポロピㇼカコタンについて。
こちらの施設は札幌市の半分ほどの面積を占める巨大な南区にあります。その多くは山々に囲まれ有名な温泉街が多くあり、「定山渓」の手前の「小金湯」という温泉街にピㇼカコタンがあります。車で行く方が多いですが筆者は公共交通機関での聖地巡礼のためバスで行きました。
札幌バスターミナル12番のりば
札幌駅バスターミナルから「快速7」もしくは「快速8」のバスで行くことも出来ますが今回は少しお高いですが予約制の「かっぱライナー」を利用しました。こちらは「すすきの」を出た後は「小金湯」の手前までノンストップのため時間も短縮できます。(バス酔い対策にも)
定山渓温泉かっぱライナー号 (株式会社じょうてつHP)
現在はコロナの関係で完全予約制になっています。予約無しでも空いていれば乗れますが乗車時に代表者氏名や電話番号を記入しなくてはならないので出来れば予約がおすすめかも。
温泉などに行く場合「温泉日帰りパック」券を使うと乗り降りも自由なのでお得です。車内でも買えます。
http://www.jotetsu.co.jp/bus/bus_pack/onsen_pack/onsen_pack_2020/onsen_pack20200401.pdf(株式会社じょうてつHP)
かっぱライナーに乗車し50分ほどで「小金湯」に到着。こんなバス停で降りる人、誰もいない…
バス停から徒歩で10分ほど、途中階段を降り山道を下ると小金湯温泉の隣にあります。
画像は札幌市HPから( https://www.city.sapporo.jp/shimin/pirka-kotan/jp/access/documents/omonaakusesuhouhou.pdf )
入館の際にはお金は必要ないですが、メインの展示室は200円。
ここでは金カムファンにとっては「あ〜これは!」というものがたくさん見られます。(こんなに見れて200円でいいのだろうか…)
マキリ、メノコマキリ
エムシ(刀)、タシロ(山刀)、イサパキクニ(クは小文字)(魚叩き棒)
チプ(プは小文字)(丸木舟)
チェプウル(プとルは小文字)(魚皮衣)
ニペシニ(シナの木)
この他にもたくさんのアットゥシもありました。(なぜ写真を撮らなかったのか…)
外に出ると庭がありそこにはチセなどがあります。
ポンチセ(小さい家)とポロチセ(大きい家)
ぜんぜん大きさが伝わらない撮り方(泣)
お馴染みのヘペレセッ(レは小文字)(子熊の檻)
谷垣が見える…
プ(貯蔵用の倉)
手を叩いている尾形が見える…
プクサ(ギョウジャニンニク )も生えていました〜(※6月です)
イタオマチプ(プは小文字)
全部で2時間くらいかかりましたがとても小さな博物館なので通常は1時間かからないくらいかも。すぐ近くに小金湯温泉もあるしバスで少し先まで行くと定山渓や豊平峡温泉もあるのでセットで行くのもおすすめ。
復路もかっぱライナーを利用しましたが豊平峡発の時間しか調べてなくてバス停でだいぶ待つはめに…(←そういうところだぞ!)
スタンプラリーとは関係ないですが、かっぱライナーの終点「豊平峡温泉」は露天風呂の景色が良いところで、なぜかインドカレーが有名な日帰り専用施設です。
定山渓はホテルや旅館の宿泊施設が多いですが足湯のみできる施設もあります。
【空知エリア①月形】ゴールデンカムイスタンプラリー
HOKKAIDO LOVE (6日間道内特急乗り放題)切符、なんとしても2倍の金額の元をとるのだ!と行ってきたのは空知エリア。
空知エリアのチェックインポイントは
・月形樺戸博物館
・夕張市石炭博物館
ですが、この2つは距離にして60kmほど、電車やバスでの行き来は難しく車で1時間20分ほどの距離となっており、公共交通機関で巡礼している筆者は同日に行くことは難しく今回は月形樺戸博物館のみとしました。いつか時間がある時に夕張にもぜひ行ってみたいです。
※2021/10 夕張↓
【空知エリア②夕張】ゴールデンカムイスタンプラリー - デコポンの聖地巡礼日記
月形樺戸博物館は以前は札沼線の石狩月形駅から徒歩で行けたのですが、札沼線は2020年5月に廃線となりました。よって途中まで電車で行きそこからバスとなります。
月形町の公共交通で調べると以下のバスがありました。
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/6995.htm (月形町HP)
筆者はHOKKAIDO LOVEの切符を使いたかったのでJR岩見沢駅まで特急で行きそこから中央バス月形線を利用。
しかし岩見沢駅発 月形駅行きが8:40の次がなんと12:05…しかも戻りは13:00までなく。月形町に4時間近く滞在することに。
しかも6日間でHOKKAIDO LOVEフリーパスの2倍の元を取ろうと頑張ったので仕事の休みは全て聖地巡礼、行きの電車からかなりの乗り物酔い…月形行きのバスは岩見沢から40分、途中で降りたら4時間バス来ない、周りは畑しかない…必死に耐え9:20に「月形役場」で下車、開館時間は9:30のため横にある月形町役場の前でぐったりした不審者になりながら待ちました。
入館料を払う時に帰りのバスまで4時間近くあることを話すと近くのお店や駅前のお店について教えてくれました。
しかし月形樺戸博物館は館内写真撮影禁止。他の方のブログを見ると何カ所かOKな場所があったようです。行かれる方は受付で確認されるとよいと思います。
ここでは博物館 網走監獄と同様の幕末からの北海道での監獄の歴史についてかなり詳しく資料なども展示されていました。
明治維新後、日本が欧米列強と肩を並べるために北海道の資源が必要だったこと、そしてロシアからの脅威に備えるために開拓が急務とされた時代。北海道の開拓と言えば「移住民開拓」や「屯田兵開拓」にスポットが当てられがちですが囚徒による開拓、いわゆる「監獄開拓」により、移住民や屯田兵が入植できる基盤を作ってきたことについてもっと注目されてもよいのでは?そんなことを考えさせてくれる博物館でした。
立地調査の段階から初代の典獄(監獄長)となるまで、北海道の集治監立ち上げに深く関わったのは、福岡藩出身で内務官僚だった月形潔(1847~1894)。「月形村」の地名はこの月形潔から名をとったものです。
ちなみに「樺戸」という地名はアイヌ語の「カパト」に由来。その実はアイヌの人々の大切な食料であり、また漢方薬としても使われていました。
【オホーツクエリア③】ゴールデンカムイスタンプラリー - デコポンの聖地巡礼日記でも登場した金子堅太郎や伊藤博文らの主張にあるように「囚徒らは道徳にそむいている悪党であるから、懲罰として苦役させれば工事が安く上がり、たとえ死んでも監獄費の節約になり、一挙両得である」と考えられていたため囚徒達は全道基幹道路の開削に動員されていきます。
1881(明治14)年9月3日、樺戸集治監が開庁。
現在の国道12号の前身となる上川仮道路の開削を命じられた1886年、空知集治監と釧路集治監との共同で数多くの犠牲者を出した開削が進められました。この上川道路が出来た後さらに北見峠から網走への開削が進められ、そこでは釧路集治監分監として設置された網走囚徒外役所(網走監獄)の囚徒が動員されました。
全217kmにも及ぶこの道路のおかげで上川地方や北見、網走への屯田兵の入植が進んだのです。今日の北海道の礎を築いたのは、まさに樺戸をはじめとした集治監の人々だったのです。
館内では主に月形から当別への道路工事について様々な展示を見ることが出来ます。月形潔や海賀直常らが月形を調査した際の報告書も多数展示されています。また熊岸長庵のモデルとなった藤田組贋札事件の犯人とされた熊坂長庵や伝説の脱獄囚、五寸釘寅吉に関する展示もありました。
博物館は「旧樺戸集治監本庁舎」「博物館本館」「農業研修館」 に分かれており農業研修館では月形の農業の歴史を見ることが出来ます。
全部まわってだいたい2時間くらい。まだまだ時間があったので若干バス酔いも残っていたけど地元のお米を使った有名なオムライス、食べないで帰るなんてあり得ない、と受付の方に教えてもらったお店「ポポット」さんへ。
博物館から歩いて10分弱。ちょうどお昼の時間だったので観光客だけでなく地元の人もたくさん来てあっという間に満席になりました。オムライスめちゃヒンナでした~
昼食後、それでも時間が余ったので廃線になった札沼線の「石狩月形」駅へ。
国道275号線を超えて「皆楽公園」へ。近くに銭湯もありました。
博物館前に戻り、13時発のバスを待つ。江戸貝くんのARでパシャリ。
4時間弱の滞在でしたが博物館もじっくり見れて美味しいご飯も食べれてちょうどよいタイムスケジュールでした。もう少し後のバスで帰るなら温泉に行くのもありかも。
夕張市石炭博物館もいつかぜひ行きたいです。