【稚内エリア①】ゴールデンカムイスタンプラリー

難易度が高いエリアの一つに入ると思われる稚内エリア。公共交通機関だとなおさら。レンタカー運転できても吹雪の中の雪道は自殺行為になりそうなので夏の間に行っておきたかった場所の一つ。

チェックインポイントは

稚内市北方記念館

稚内市樺太記念館

北方記念館は稚内公園にある開基百年記念塔に、樺太記念館は稚内駅近くの副港市場内にあります。

日程としては、

1日目:北方記念館→樺太記念館→ノシャップ岬

2日目:宗谷岬

としました。

札幌からの交通手段は特急「宗谷」もしくは旭川まで「ライラック/カムイ」からの特急「サロベツ」。「宗谷」は1日1往復で鹿や熊に接触したりで止まることも多くリスクが高いので帰りは「サロベツ」と「ライラック」を利用。

道内のJR割引切符については下記のブログで。

【オホーツクエリア(網走)①】ゴールデンカムイスタンプラリー - デコポンの聖地巡礼日記

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札幌駅7:30発特急宗谷。

乗車時間5時間10分、旭川からの先が長い…途中、セイコーマートの牛乳で有名な豊富も通り牛がたくさん見えました。

稚内駅に到着するととにかく「日本最北端」推しがすごい。


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遠くまで来たなぁ、そりゃお尻も痛いはずだ。

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出汁之介がお出迎え。利尻昆布が好きで食べ過ぎて体の一部が昆布になってしまったキャラ。

到着してすぐに観光案内所とバスターミナルへ。


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稚内駅は「道の駅わっかない」が併設されていて2階には映画館も。観光案内所は改札出て左側、バスターミナルはセイコーマートの隣。

ここに来る前、開基百年記念塔への行き方をかなり調べましたがどうしても公共交通機関が見つからず、でも地元の人なら何か知ってるかも、と思い確認しましたが「ないですね」の一言。徒歩で行くことを伝えるとGoogle マップで出てくる道案内より少し近道な経路を教えてくれました。

あとから気付いたのですが、宗谷バスの定期観光バスであれば行けるようです。ただ9月以降は基本運休で9/19 - 22のみの運行となるようです。

全コース一覧 | 宗谷バス株式会社

※2021/07追記 再開されているようです

 

結論から言うと天気の悪い時は徒歩はあまりお勧めでないかも。ほぼ上り坂なことと途中離脱できないので。筆者も途中少し後悔しました。天気が良く風が強くなければ大丈夫と思います。

バスターミナルではノシャップ岬、宗谷岬へのバスの時刻について確認。

 

開基百年記念塔に行く途中にホテルがあるためそこで荷物を預けそのまま向かいます。


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神社の階段を上り、坂を上っていく。けっこうキツい(汗)。

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だいぶ上がってきたと思ったけどここからさらに1km。右に行くと「氷雪の門」がある。

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途中振り向くと稚内駅方面が。直線距離だと遠くないんだよな、山が急斜面すぎて道がないだけ。

駅から約40分、やっと到着、汗だく。


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そして何より風が強い強い。建物内も常にビュービュー音がしていて倒れるんじゃないかと思った。

入り口でリュウと月島軍曹をお出迎え。


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風が強くてブレる…

まずは1階の北方記念館から。

縄文文化オホーツク文化、擦文文化、そして宗谷アイヌについての展示が。


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稚内にもかなり昔からアイヌの人達が住んでいたそうですが、あまり多くの記録が残っておらず、1963年に亡くなった柏木ベンさんが最後の継承者となったそうです。

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写真が柏木ベンさん。


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イクパスイやオントレップなど。

また1階には、樺太が島であることを世界で初めて確認し、ユーラシア大陸との間にある海峡、間宮海峡を発見した間宮林蔵についての展示も多くありました。


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床一面に北海道の地図(ピンボケ…)

稚内の厳しい寒さを示すこんなものが。


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棺桶じゃないよ。


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エゾシカやトナカイもいた。

2階は樺太稚内の関係についての展示があります。


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豊原、大泊、大泊港。時差2時間。

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おなじみの北方民族について。


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樺太日露国境標石(第4号標石の模型)。

1階に戻りエレベーターで展望台へ。

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エレベーター横にある北前船の模型。この貞宝丸の持主である高田屋嘉兵衛は函館の海商だが、1700年代に北方領土の島々で潮流や漁場の調査、島内の開墾もしていたそう。

展望室の高さは70m(海抜240m)。天気は生憎でしたが利尻島だけはなんとか見ることができました。


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展望室を後にし外に出ると風がさらに強くなっていて立っているのもやっと。すぐ隣に稚内市北方植物園があったが写真を撮るだけで退散。


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開基百年記念塔と同時期にオープンしたものの厳しい風雪の中での維持が厳しく一時は閉園。NPOにより復活したそうです。いつか晴れた日に来れたら…

 

歩いて駅に戻り副港市場にある稚内市樺太記念館へ向かいます。

稚内エリア②】に続きます。