【札幌・江別エリア】ゴールデンカムイ聖地巡礼

札幌市、江別市にある聖地です。

新琴似屯田兵中隊本部

江別市屯田資料館

・つきさっぷ郷土資料館

エドウィン・ダン記念館

・琴似屯田兵村兵屋跡(※追記)

・江別河川防災ステーション(※追記)

江別市にはゴールデンカムイ24巻にでてくる外輪式蒸気船・上川丸がある「江別河川防災ステーション」もあります(い、いつか行きたい…)。※追記 2022/5に訪問しました

 

 

まずは鯉登少尉の過去編で登場した陸軍訓練所から。

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モデルとなったのは外観が琴似の「新琴似屯田兵中隊本部」、内部が札幌市の隣に位置する江別市の「江別市屯田資料館」です。

ともに冬期は休館となります。こういう地元の資料館、貴重な資料や学芸員さんの詳しい話が聞けるのでもっと訪問したいのですが北の大地ならではなのか冬の間閉まってしまうのが難点です…

 

ロシア領事館のある函館のブログ

【函館エリア②】ゴールデンカムイスタンプラリー - デコポンの聖地巡礼日記

 

新琴似屯田兵中隊本部

札幌市公式HP

新琴似屯田兵中隊本部/札幌市

 

JR新琴似駅

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JR学園都市線新琴似駅から徒歩5分(札幌駅から300円)、もしくは地下鉄南北線麻生駅からも歩いて15分ほどで行けます。入館料無料。


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ゴールデンカムイ20巻第199話より)

入り口は江別市屯田資料館とも似てます。

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館内の案内図

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札幌、特に新琴似に入村した屯田兵の歴史についての展示が多くあります。

 


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当時使われていた農機具など。

馬のわらじもありました。

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モデルになったのは江別市屯田資料館の方と思われますがこちらもとてもよく似ていました。


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ゴールデンカムイ20巻第200話より)

2階もあるのですが階段が急で危険なため上がれないようになってました。写真のみ。

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新琴似神社がすぐ近くにあります。

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2020-2021のスタンプラリーARと。

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江別市屯田資料館

江別市公式HP

江別市屯田資料館(野幌屯田兵第二中隊本部) | 北海道江別市公式ホームページ

こちらはJR函館本線で江別、岩見沢方面に乗車、野幌駅で下車(札幌から片道440円)。

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駅もトイレもとてもキレイ。

北口をでて歩くこと15分。この時期(2021/11)は紅葉がとても綺麗でした。

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現存する最古の屯田兵の本部建物、北海道の有形文化財です。


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外観も内部も新琴似のに似ています。

ここは江別駅にある「江別市郷土資料館」の分館です。分館のみの入館料は100円ですが本館との共通券は240円。

まず入ってすぐの玄関。


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ゴールデンカムイ20巻第200話より)

左側部屋の窓。


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ゴールデンカムイ20巻第200話より)

2階の屋根裏は少し違うようです。


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ゴールデンカムイ20巻第198話より)

ここも違うけどちょっと似てるから。


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ゴールデンカムイ20巻第199話より)

2階にいくにはこの急な階段を登ります。降りる時めちゃ怖かった。

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そしてここの学芸員の方、めちゃくちゃ屯田兵の歴史に詳しくて聞けばなんでも答えてくれます。金カムで得た知識について質問しても年代まで正確に答えてくれてビックリ!

あと江別の土地の性質やなぜ道路が今の作りになっているか、樺太アイヌ強制移住江別市・対雁(ついしかり)地区)について等も詳しく教えてくれました。樺太アイヌ強制移住についてはゴールデンカムイ15巻第148話のキロランケの話にでてきています。

同じ敷地にある錦山天満宮

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つきさっぷ郷土資料館

札幌市HP

つきさっぷ郷土資料館

月寒には北部軍の司令部があり、かつての司令官官邸が現在のつきさっぷ郷土資料館です。明治29年、月寒に独立歩兵大隊が置かれ、後に歩兵25連隊に改編されました。ゴールデンカムイ21巻第211話の鶴見中尉の会話に兵第25連隊の敷地内の倉庫に‪アシㇼパ‬を匿うという会話がでてきます。

地下鉄東豊線美園駅もしくは月寒中央駅から徒歩15分ほど。月寒中央駅4番出口には月寒あんぱんの店舗があります。

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国道36号を曲がり札幌月寒高校を過ぎたあたりに見えてきました。

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2階にも展示室がありかなりのボリュームなんですが入館料無料。ほんとにいいんですか…

 


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当時使われていた農機具など。奥の壁に村田銃がみえます。

 


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生活用品や定山渓鉄道について。昔は定山渓まで鉄道が走ってたんですね。

2階に旧陸軍の展示があるのですがかなりのボリュームです。


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終戦時、北海道の北側を手に入れようとしていた旧ソ連の話。アメリカにより阻止されましたが樺太だけでなく留萌 - 釧路より北側を編入しようとしてました。

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歩兵第25連隊の軍服と三八式。

 

原作と関係ないと思いますが鯉登第7師団長も。

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この資料館、全員ではないと思いますがスタッフの方ボランティアのようです。札幌が軍都であったことを示す貴重な資料の展示ありがたいです。

エドウィン・ダン記念館

札幌市HP

エドウィン・ダン記念館(旧北海道庁真駒内種畜場事務所)/札幌市

ゴールデンカムイ7巻に登場する牧場経営者エディー・ダンのモデルと思われるエドウィン・ダンの記念館。

地下鉄真駒内駅から徒歩10分ほど。札幌市南区役所のすぐ近くエドウィン・ダン記念公園の中にあります。

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北海道開拓使の牧牛場の事務所として使われていた建物を移築したもの。入館料無料。

左からぐるっと時計回りに見ていきます。

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この部屋にはエドウィン・ダンの家族や過去の新聞記事など貴重な資料がファイルに入っています。これ見るだけでも面白い。

 

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シカゴからサンフランシスコまでの間の牛や羊の世話はダンさんがしていたそう。

 

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オオカミとストリキニーネの話。

 

原作だとオオカミの話であまり良いイメージがないダンさんですが一時帰国後は外交官として再来日、日清戦争早期終結に努めたり石油会社に関与したりと親日であった様子が伺えます。二度の結婚の相手も日本人です。


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お墓も東京にあります。

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記念公園にあるエドウィン・ダン像。

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受付の方が金カムファンが訪れてくると教えてくれました。

どこの博物館・資料館にいってもゴールデンカムイの話が通じるのがとても嬉しい😊

 

※2022/4/16追記

琴似屯田兵村兵屋跡

地下鉄東西線琴似駅(JR琴似駅からも少し歩きますが行けます)からすぐの場所にあります(札幌駅から250円)。

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ゴールデンカムイの聖地ではありませんが、琴似は北海道で初めて屯田兵が入植した場所なので訪問しました。

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内部もきれいに保存されていました。


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屯田兵の歩みや一日の過ごし方など写真付きで説明があります。夏の間は朝4時に起床、6時から午後6時まで仕事してたそうです💦

近くの西区役所分庁舎の2階に琴似屯田歴史資料室もあります。平日の昼間しか開いていないため今回は諦めました。

資料室の資料は頂けました。

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また道を挟んだ向かいの琴似神社に五十年記念塔跡と百年記念遺跡もありました。


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ちなみにこの近くの北5条手稲通バス停から高速バスで小樽へ一本で行くこともできます。

また地下鉄2駅先の終点宮の沢駅には白い恋人パークも。まとめて行くのも便利ですよね。

 

江別河川防災ステーション

JR江別駅から徒歩で10分ほど。雪の季節に行くのは厳しいですが夏期は屋上も開放されていて石狩川やその奥に広がる景色がとても良く見えます。

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1階には江別の小麦を使ったクッキーや麺類などを販売しているお土産屋、ソフトクリームもありました。外には農産物直売所も。

お目当ての上川丸は2階から見れます。


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ゴールデンカムイ24巻第234話より
船首部分はカフェ側からしか撮れないのでガラスが二重になってどうしても反射してしまう💦

 


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展示は吹き抜けにぶら下げた感じになっています。なので船の下側も見れます。

またジオラマや解説もあるのですが、恐らくこの部分はこのジオラマからかな、と。


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江別駅には先述の江別市屯田資料館がある江別市郷土資料館の本館もありますので併せて訪問するのもいいかもしれません。