【根室エリア】ゴールデンカムイ聖地巡礼

朝日に一番近い街!

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日本の最東端の根室市

ここでは16巻「人斬り」のモデルとなった場所と‪樺太でアシㇼパ‬達が国境を越える時にでてくる国境標石の唯一の現物が見られます。

また日本最東端の納沙布岬も行きました。

結論から言うと公共交通機関だと少し厳しいです。特に土日祝日だと運休のバスがあるので。

釧路からか根室でレンタカーを借りた方が無難かも。

もしくは夏期間はレンタサイクルもあるようです。

◆日本100名城 - 根室市観光協会

 

今回訪問した場所

納沙布岬

・花咲灯台車石

根室市歴史と自然の資料館

・食事と喫茶どりあん

花咲灯台車石と歴史と自然の資料館は同じバス停から行きます。

 

納沙布岬

根室駅は釧路駅から電車で2時間半。特急はなく普通列車のみ。一日6往復。

釧路駅発8:18。この時間の列車は途中門静-茶内間、別当賀-落石間で速度を落としてゆっくり走ってくれるのでキレイな海の写真が撮れます。ちなみに行きは右側の席がオススメ。

途中駅の東根室が日本最東端の駅。

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ちなみに東根室駅は無人駅なので有人駅での最東端は根室駅。

根室駅着10:45。


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駅前に観光案内所とバスターミナル、タクシー乗り場があります。トイレとコインロッカーもあります。あと蕎麦屋も。


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ここでバスのチケット購入。納沙布岬とそれ以外の場所を回るなら一日フリー乗車券がお得(2,080円)。

https://www.nemurokotsu.com/manage/wp-content/uploads/2020/09/free-1.pdf

納沙布岬だけなら往復乗車券(1,970円)の方が得。

根室交通路線バス時刻表と運賃表

路線バス時刻表・料金表 – 根室交通株式会社 | 北海道根室地域の都市間バス・観光バスツアー運行

納沙布岬へは納沙布線で行きます。こちらのバスはJRの発着時間に合わせてくれています。

11:05発、納沙布岬に11:49に到着。

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風がとても強い。


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足元にどちらの方向に何の島が見えるか教えてくれます。

北方四島がこんなに近くに見えるなんて驚きでした。すぐ近くに北方領土の歴史と返還運動の軌跡が分かる「望郷の家」と「北方館」があります。

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またここには「寛政の蜂起和人の殉難墓碑」があります。寛政元年(1789年)、国後島根室地方のアイヌ民族が和人の非道な行いに対し蜂起し和人71人が犠牲になりましま。この墓碑はその和人を慰霊するためにつくられたもの。別の場所(根室市珸瑤瑁)で見つかったのを納沙布岬に移設。

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お土産屋もあり。根室駅の観光案内所にはない、ここでしか買えない物もありました。

また最東端到達証明書も無料で頂きました。

12:40発のバスに乗り根室駅に13:24に到着。

 

花咲灯台車石・根室市歴史と自然の資料館

同じく駅前から13:45発の花咲線のバスに乗車、しようと思った時…

https://www.nemurokotsu.com/manage/wp-content/uploads/2021/10/5acd2dcd917f247809b0321835cda562.pdf

ふと念のため帰りのバスの時間をもう一度見直すと▲印がついていて、まさかの土日祝日運休、と。つまり帰りの便がない😱

乗車直前だったため目的地から歩いて帰れるか調べる時間もなくバスには乗らず、泣く泣く諦めました😭

まさか土日に運休するなんてない、と思い込みで逆だと思ってて。思い込みはやっぱりダメですね。あと頑張れば歩いて帰れない距離でもなかったのですがこの時は行かなくて正解でした。12月だったため日の入りが15:43。帰る時間には真っ暗になってたと思います。

ということで、こちらは2022/4に再訪。同じく13:45発のバスにのり「車石入口」で下車(2回目なのになんでもっと早く行かないんだと思われるかもですがこの日は朝に網走から移動してきたためこの時間が最速でした)。

バス停で一緒に降りたおばあちゃんに「あんた花咲の人かい?」と聞かれ観光客と答えると「やっぱりね見たことない顔だもん」。

根室は市なのですがやはり人口は少なく2万4千人ほど。お互いの顔はすぐに分かるようです😅

まずは花咲灯台車石に向かいます。バス停から徒歩で2km。港が近く海に近くなると家などはほとんどなく。徒歩30分弱。

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車が入れるのもここまで。この先からは徒歩で降ります。

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この日は風がめちゃくちゃ強くて波がしぶきを上げてこちらまで来そうなくらいでした。

1番下まで降りて振り向いたところで。あぁ土方さん…😭

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「まだまだ走れる そうだろう?ガムシン…」

 

ここから歩いて1kmほど戻ると根室市歴史と自然の資料館に到着。

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歴史と自然の資料館/朝日にいちばん近い街

根室市内で出土した遺跡や根室に来航したラスクマン、千島アイヌについて等の展示があります。

ここでの最大の目的は樺太日露国境第二天測境界標。今まで訪問した博物館でも見たことありましたが全てレプリカで現物はこれのみ。


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日本側とロシア側から。

また17巻第167話「白くらみ」ででてきた灯台のレンズは第二等不動レンズでしたがここには第五等がありました。


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自然資料室にはお馴染みの動物達がたくさんいました。

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ここからまた来た道を戻り根室駅へ行くバスに乗ります。

 

食事と喫茶どりあん

根室での有名なグルメの一つにエスカロップというのがあります。筍の入ったバターライスに豚カツをのせデミグラスソースをかけたもの。

いろんなお店があるらしいですが老舗(元祖?)と言われているのがこのどりあんとニューモンブラン。ニューモンブランの方が駅近くにあります。

 


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りあんは市役所方面へ向かいイオンすぐ近く。と歩いていたら鹿が散歩をしていました。

 


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お店は昔ながらの喫茶店

 


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もちろんエスカロップを注文。あとコーヒーも。こちらはセットにはなりませんでした。

バターライスに豚カツとか美味しくないわけがない!

2回ともどりあんに行ったので次回はぜはニューモンブランにも行ってみたいです。

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根室には他にも有名な場所があるけれど公共交通機関で宿泊しないとこれが限界。次回はぜひ車で来たいです。

 

帰りは花咲線の最終列車、根室駅発19:04に乗り釧路駅に21:39着。暗くて何も見えなかったのですが花咲線は明るい時間はエゾシカがよく出て、列車が警笛を鳴らしたりブレーキをかけたりした後に群れで走っていくエゾシカのお尻を見ることができます。

翌日、釧路から札幌には特急おおぞらを使用。

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朝早い時間だとまだ駅弁が売っていないのですが7時から営業している駅構内にあるレフボンというパン屋さんオススメです。イートインもあります。釧路店限定湿原パンもタイミングが合えば食べられるかも。


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おまけ

今回根室に行く前に網走に用事がありましたのでそちらから直接行きました。公共交通機関だと網走-釧路間を走る釧網本線に乗ります。

この区間は特急はないのですが網走を出た後オホーツク海沿岸を走り、駅に足湯のある川湯温泉駅(硫黄山の最寄駅)、釧路湿原を通り(展望台へ行ける駅も)釧路へ行きます。

3時間ほどかかりますが、電車が苦でないならばぜひ乗ってほしい区間です😃


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川湯温泉駅構内と駅にある足湯。